スイスの鉄道時計は1.5秒止まる!!時計の国スイスに来たら、忘れずにみて欲しい。
こんにちは。さくらです。
プログに立ち寄ってくださいましてありがとうございます。
このご縁に感謝します。
スイスに来たら忘れずにみて欲しいものがあります!!
それは、駅に備え付けてある大きな時計
今年で誕生75周年になる🎂
スイスのSBB鉄道時計
知っているようで知らない。
スイス人でさえも気づいていない人がいるくらい。
この時計、
秒針が一周を58.5秒で周り、12のところで1.5秒止まってまた動き出します。
これです!!
ストップ to Go
鉄道時計は、どうして秒針が止まるのか
開発当時の1932年に遡ります。
任務を任されたのが、電気と情報通信技術者のハンス・ヒルヒガー氏(1901–1993)。
この鉄道時計が開発されるまでは、各、駅の時計は不正確で、列車の運行にも支障をきたしていました。
当時の時計は、駅それぞれで独立して動いていたからです。
それを、マスターとなる時計を設定し、それにすべての時計が時間を合わせるという事が考案されました。
マスター時計からは毎分信号が送られ分針を動かします。
しかし、独立したモーターで動かしている秒針だけはまたズレが生じる可能性がありました。
そこであえて58.5秒で一周する秒針を作ります。それは、秒針が進み過ぎたり、遅くなったりした場合でも、分針の信号に合わせられるように、1.5秒動きを止めて“待ち時間”をつくるためです。
そうして分針が1分間に一度、電話回線からの信号で12時の位置にきた時に、秒針は再び、分針とともに動き出すのです
それには電話回線網が活用されました。
1986年になると、時計製造会社のMondaine が、ライセンスを取得し、腕時計と掛け時計の販売が始まります。
そういえば。。
Mondaine は皆様もご存知の通り、モンディーンと読みます。かなり前になりますがスペイン人の友人に、この時計を見るたび ”モンダイネ” ( 問題ね〜)と、言われていた事を思い出しました。なんでも、日本のクイズ番組をよく観ていて、出題者が ” 問題” と、よく言っていたそうです。
このMondaine の時計は通常普通のクオーツ式時計なのですが、時折駅の時計のように、秒針が一周を58.5秒で周り、12のところで1.5秒止まってまた動き出す機能がある時計を販売していることがあります。
欲しいなあ〜
と、つぶやいていたら
スイスの街中にある時計屋さんで発見!!
可愛い!!😍
チューリッヒ中央駅から発せられる信号によって時計が動いたら感動ですけど、そうではないですね。。
値段を見たら、650スイスフラン。。(約7万1千円)😱
駅の時計をみて満足したいと思います。
2012年にアップル社がSBB鉄道時計のデザインを無断で使用!!
アップルが iPad(iOS6)に無断で鉄道時計のデザインのアプリを使用し訴訟問題になりました。
SBBスイス連邦鉄道がアップル社に対して抗議をしたのです。
スイスではこのSBB鉄道時計のアプリが入った iPadの販売は禁止!!
もしくは、スイスで販売されるiPadからはこのアプリを削除!!
しなければならなくなりました。
1944年にデザインされたSBB鉄道時計ですが、2002年に立体商標として知的財産権の登録がされ継続されています。
最終的にアップル社がライセンス料20ミリオンスイスフランを支払うことにより解決しました。(20ミリオンスイスフランと言うと現在のレートで約22億円)
どうして、小さなSBB連邦鉄道にアップルはいとも簡単に20ミリオンスイスフランを支払ったのか!?などと意見が交換されてますが、
当時サムスンと訴訟問題を起こしてアップルが勝訴したとはいえ、イメージダウンは免れなかった。これ以上、イメージが悪くならないようにと言われていました。
また、すでに売り上げていたiPad(iOS6)は100ミリオン売り上げていたし、アップルの収益は39ビリオンもあったので、アップルには痛くないだろうと言われていました。
ビリオンって。。。なんかゼロがいっぱいで、頭がクラクラします。。
スイス人達の意見
●アップルはスイスが好き。スイス人もアップルが好き。。❤️
●たった20ミリオンなんて笑わせるな。SBB鉄道時計はスイスの伝統だ。スイスの正確さと厳密さのシンボルだ。国内外でも評価され人気がある。
●そんなにネガティブに考えるな。アップルが無料でSBB鉄道時計の宣伝してくれてるってことじゃないか。
●アップルは一秒間に1000ドルの純利益がある。20ミリオンなんて雀の涙。
などなど。。
かなり古いお話でした。。
最後に
ライセンスの問題では、私も、ある一人のスイス人の意見と同じようにアップルも好き。SBB鉄道時計も好きなので、仲良しになってよかったと言う感想しかありません。
スイスに来られた場合、是非忘れずにSBB国鉄時計をご鑑賞ください。
スイス国内の駅に設置されてい時計は全て、ストップ TO GO です。
ストップ2Go??
読んでくださってありがとうございました。
追伸。。
前回のプログで、アルコール禁止。砂糖禁止。ポテチ禁止を宣言しましたが、早くも砂糖禁止に挫折してしまいました。。
意志薄弱。。😭 日本食が売っているお店に行ったら、あんぱんが売っていて、つい誘惑に負けてしまいました。それともう1つ、調味料に含まれているお砂糖ですが、我慢できずに鰹出汁と、カレーを使ってしまいました。
せめてアルコール禁止は続けていきたいと思います。
それでは。。素敵な夜をお過ごしくださいませ。